田口由花 菊図
¥264,000
【作品紹介】 北斉の肉筆画「菊図」をオマージュした作品。
菊図の美しさから「江戸の遊女を花に見立てて書いたのでは無いか」という考察もあるほどで、そこから着想を経て今回のオマージュに至りました。
作者の田口さんは、菊図を目にして、「色鮮やかに艶やかに咲き乱れる菊の花々が、美しくも少し怖いような…」そんな第一印象を受けたそうです。長く伸びる黒髪とはっきりとした顔立ちからは美しさを、何かしら不安げな表情と目線からはミステリアスがゆえの妖艶さを感じさせられます。
日本画ならではの顔料、田口さんの技術力・描き方からは本物の菊図を彷彿させます。絹本着彩で描かれており、菊の花弁の描写や立体感は特に見応えがございます。 ぜひ、ギャラリーで直接みてもらいたい作品。
【作家紹介】 しっとりとした潤いがありつつ軽やかな空気感をまとった女性、咲き誇る花々、時には虎や牛、猫などを日本画の技法で描く。
江戸や近代からの伝統的な日本画の技法を駆使しながら、自分ならではの表現を追求している。